採用されなかった仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 06:21 UTC 版)
「新JIS配列」の記事における「採用されなかった仕様」の解説
実験中、小指によるシフトキーの操作が若干遅れてしまう被験者がいた。JIS X 6004 はプレフィックスシフトを採用しているため、この操作があると必ず次のかなをシフトで修飾してしまい、2かな分が誤打鍵となる。 この現象を回避するには、シフトキーではなく文字キーのコード送出を若干遅らせることが有効だと確認された。しかし、この仕様はJIS X 6004では採用されず、後にTRON配列をサポートするBTRONのユーザー補助機能として「同時打鍵判定のために」採用された。 なお、親指シフトが採用する同時打鍵では、同様の誤打は同時打鍵判定によって正しく処理される。しかし親指シフトはプレフィックスシフトを許容していない。NICOLA配列規格書では言及されているが、JIS化提案からは削除されている。
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