排ガス対策装置装着車用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 08:40 UTC 版)
「欧州自動車工業会」の記事における「排ガス対策装置装着車用」の解説
数値は ACEA2012 のもの。 C1 低摩擦、低粘度の低リン低灰型省燃費エンジン油 (リン:0.05 mass%以下、硫黄0.2以下、硫酸灰分:0.5 mass%以下) C2 低摩擦、低粘度の省燃費エンジン油 (リン:0.09 mass%以下、硫黄0.3以下、硫酸灰分:0.8 mass%以下) C3 通常の粘度グレードの省燃費エンジン油 (リン:0.07〜0.09 mass%、硫黄0.3以下、硫酸灰分:0.8 mass%以下) C4 通常の粘度グレードの低リン低灰型省燃費エンジン油 (リン:0.09 mass%以下、硫黄:0.2以下、硫酸灰分:0.5 mass%以下) 日本国内では国産車であればJASO M355に準拠したDL-1が指定されることが多いが欧州車(DPF付きディーゼルエンジンを搭載したメルセデス・ベンツ等)や、国産車でも日産・エクストレイルや欧州向けマツダ車のSKYACTIV-D搭載車のクリーンディーゼル仕様などで、 Low SAPS(Mid SAPS)の ACEA Cカテゴリーのオイルが指定されている。DPF付きディーゼルエンジンで要求される事が多いが、仕様上はAx/Bx規格と同じくガソリン・ディーゼル兼用の規格であり、ガソリン車でCカテゴリのオイルを要求する欧州車メーカーもある。リン・硫黄も規制されているためガソリンエンジンの三元触媒の被毒低減につながる。次期改定ではxW-20に対応するC5が追加される予定となってる。
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