捩れ (代数)とは? わかりやすく解説

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捩れ (代数学)

(捩れ (代数) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 07:44 UTC 版)

抽象代数学において、捩れ(ねじれ、: torsion)は、の場合は、有限位数の元を言い、また上の加群の場合は、環のある正則元によって零化される加群の元を言う。捩れという言葉は、捩れた図形のホモロジー群に有限位数の元が現れることに由来する[1]


  1. ^ すべての 0 ≠ sR に対して rs ≠ 0 ≠ sr が成り立つような元 rR を正則元という。
  2. ^ 整域(零因子が 0 のみの可換環)では、全ての非零元が正則であるので、整域上の加群の捩れ元は、整域の非零元により零化される元であり、これを捩れ元の定義として使っている著者もいる。しかしこの定義は、一般の環の上ではうまくいかない(例えば後述の捩れがない加群は、零因子を持つ環上零加群しか存在しなくなってしまう)。

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