打ち込みアンカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:12 UTC 版)
打ち込みたい位置に指定された径と深さの穴をハンマードリルなどで開け、コンクリートの切り粉をブロワーなどで除去し、アンカーボルトを埋めるか打ち込んでから、さらにアンカーの芯か外周部を打ち込み棒を使ってハンマーで叩くと、外周部が膨らんでコンクリートに固定されるという仕組みである。内周部にはメスネジが切ってあり、全ネジなどを差し込んで構造物を固定するが、あらかじめオスネジを切ってあるボルトが外に出るようになっているものもある。 かつては火薬を用いた鋲打ち銃によって打ち込みを行っていたため、事故が多かった。そこで熟練工でなくても安全に施工できる技術として、芯棒を打ち込むだけの安全かつ簡単な施工で、しっかりと取り付けできる現在の打ち込みアンカーが開発され、「オールアンカー」という商品名で三幸商事より商品化された。
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