房水と眼圧
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角膜と虹彩のあいだ(前眼房)と虹彩と水晶体のあいだ(後眼房)を満たす透明の液体のことです。 房水は毛様体でつくられ,後眼房から瞳孔を通って前眼房に流れ,虹彩付着部と角膜のなす角の部分(前房隅角)からシュレム管に吸収され眼球外に排出されています。 |
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角膜と強膜によって外側をつくられている眼球は,いつでも一定の圧力を保っていて,この圧力を眼圧といいます。 この圧力を保つためには,主として房水のつくられる量と排出される量が一定に保たれていなければならず,この経路に異常がなければ一定の張りが眼球に与えられます。 眼圧は常に一定ではなく,正常な眼圧は一日5mmHg以内の変動があります。日本人の正常眼圧は10~20mmHgで,25mmHg以上では病的と考えられます。 なお,眼圧が異常に上昇した場合は緑内障,逆に異常に低下した場合を低眼圧といい,眼科疾患として非常に気をつけなければなりません。 |
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