戦跡考古学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 03:52 UTC 版)
近現代における国内の戦争の痕跡(戦争遺跡)を扱う我が国の近現代考古学の一分野。対象となる戦争遺跡は単に戦闘の跡に留まらず、師団司令部や航空機の墜落跡、水没艦船、防空壕、軍需工場、さらには現存する当時の精神的支柱(八紘一宇の塔・忠魂碑)などと、非常に多岐にわたる。1984年に沖縄県の當眞嗣一が提唱した。激戦地であった沖縄では、盛んに調査が行われている。戦跡考古学に対しては、民俗学や建築学など様々な方面からのアプローチが可能である。一部では外国の戦跡の研究(中国の虎頭要塞・731部隊施設の研究、南洋諸島に点在する旧日本軍の軍事兵器など)も行われている。研究者として、坂誥秀一らがあげられる。
※この「戦跡考古学」の解説は、「考古学」の解説の一部です。
「戦跡考古学」を含む「考古学」の記事については、「考古学」の概要を参照ください。
- 戦跡考古学のページへのリンク