戦術形成の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 07:03 UTC 版)
1939年11月30日から始まった冬戦争は、当初1週間でソ連が勝利し終結すると予想されていた。しかし、実際には停戦するまで105日の月日がかかった。この原因として、例年に比べ気温が高い上に悪天候が続き、いつもなら凍っている湖沼や湿地が開戦当時には凍結しておらず、ソ連軍の精鋭機械化部隊やソ連空軍の侵攻が妨げられたことが挙げられる。しかしこれだけではフィンランド軍は3ヶ月以上も戦線を持ちこたえることは出来なかったのは明らかである。戦争の長期化に寄与した一番の原因がモッティ戦術であった。この戦術は、年が明けて急激に気温が下がってきたこと、ソ連軍の冬の戦争に対する装備の欠陥を早期に見抜いたマンネルヘイム司令官によって編み出された。
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