戦艦日向の煙突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:18 UTC 版)
完成後の神州丸は日中戦争の実戦投入前に後述の航空機格納庫(馬欄甲板)の擬装ないし、同様の特種船を複数保有しているかの如く欺瞞するため、船体中央部に太い大型煙突を増設している(本物は船体後部、馬欄甲板を避けるようにやや左舷寄りに設けられた細い小型煙突)。飛行機格納庫であることを偽装するため、軍馬を乗せる馬欄(ばらん)甲板と呼称した。 このダミーの大型煙突は、もとは海軍の伊勢型戦艦2番艦日向の2番煙突であった。これは1936年(昭和11年)前後頃に伊勢・日向が行った機関改装等の大改装時(従来2本の煙突を1本化、1番煙突を撤去し2番煙突を大型化)の撤去品転用とされている。
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