戦火の中で作曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 04:15 UTC 版)
「交響曲第7番 (ショスタコーヴィチ)」の記事における「戦火の中で作曲」の解説
ショスタコーヴィチの全作品中でも交響曲第5番と並び有名、かつ人気のある曲の一つでもある。ショスタコーヴィチの交響曲の中で最も演奏時間が長い。 第二次世界大戦のさなか、ナチス・ドイツ軍に包囲(レニングラード包囲戦)されたレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)市内で作曲され、戦争をテーマとした交響曲として知られる。音楽の内容はきわめて壮大であり、ナチスのファシズムへの反感もあって、初演当時から共産圏はもちろん、非共産圏においても高く評価されていた。しかしそこにはソ連のプロパガンダを強く感じさせるものもあり、そうした影響から「壮大なる愚作」とも評価される。 1970年代後半に出された「ショスタコーヴィチの証言」でこの作品について「スターリンによって破壊され、ヒトラーによってとどめを刺された」レニングラードを意味する、と書かれたころに評価が変わり始めた。
※この「戦火の中で作曲」の解説は、「交響曲第7番 (ショスタコーヴィチ)」の解説の一部です。
「戦火の中で作曲」を含む「交響曲第7番 (ショスタコーヴィチ)」の記事については、「交響曲第7番 (ショスタコーヴィチ)」の概要を参照ください。
- 戦火の中で作曲のページへのリンク