戦場跡に残る不発弾と遺骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:07 UTC 版)
「第一次世界大戦」の記事における「戦場跡に残る不発弾と遺骨」の解説
この戦争における砲撃の数量は凄まじく、西部戦線の主戦場となったフランスの内務省によれば、国内で約14億発の砲弾が使用され、そのうち約1割が不発弾となったという。内務省の爆発物処理隊隊員が加盟している研究会では、その全ての不発弾を処理するためにかかる時間を約700年と試算している。 西部戦線の戦跡では、不発弾のほか廃棄された毒ガスを含む砲弾による土壌汚染が深刻なために、立ち入りが禁止されている土地が残っており、無害化のための調査・処理が続いている。また、戦地に放置・埋葬された戦死者の遺骨もいまだ多く残されており、その収集とDNA型鑑定などによる遺族捜し、納骨が21世紀以降も続けられている。
※この「戦場跡に残る不発弾と遺骨」の解説は、「第一次世界大戦」の解説の一部です。
「戦場跡に残る不発弾と遺骨」を含む「第一次世界大戦」の記事については、「第一次世界大戦」の概要を参照ください。
- 戦場跡に残る不発弾と遺骨のページへのリンク