戦争とコントロール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/20 09:22 UTC 版)
「軍事戦略 (ワイリー)」の記事における「戦争とコントロール」の解説
戦略の総合理論の基盤となる四つの条件から導き出される一般的な戦争のパターンについて、ワイリーは侵略側と防衛側の二つの勢力によって均衡が生じることを述べている。戦争のパターンを確立することとは侵略によって敵をコントロールして要求を強制する方法を形成して実施することである。一方で防衛側は侵略のコントロールを減少させることで均衡状態を形成しようとする。この均衡状態を主導的に動かす力点は重心(the center of gravity)と概念化され、この重心を動かすことで戦争のパターンを動かすことができる。このようにしてワイリーは戦略の総合理論を重心の操作によって戦争のパターンを変更し、敵をコントロールするものとして定式化した。
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