憲法 (佐藤幸治)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/10 05:08 UTC 版)
『憲法』(けんぽう、青林書院、初版1981年)は、憲法学者佐藤幸治の主著である。京都学派憲法学を代表する書籍であり、芦部信喜『憲法』(岩波書店)と並び憲法学の二大基本書とされる。佐藤功の書との区別で『佐藤(幸)憲法』と略記されることが多い。
はしがきでは全編を貫き「立憲主義へのアフェクション」を以って書いたものであるとしている。一般の体系書と異なり統治機構-基本的人権-平和主義の順で叙述されているが、有斐閣から出された法律学全集中の清宮四郎『憲法I』宮沢俊義『憲法II』はI統治、II人権となっており、このような叙述順序がとりたてて異様というわけではない。
1995年の第3版刊行以降長らく改訂されなかったが、2011年に実質的な改訂版となる『日本国憲法論』が成文堂から刊行された。
書籍情報
- 佐藤幸治『憲法〔初版〕』 (青林書院,1981年)ISBN 978-4417004882
- 佐藤幸治『憲法〔新版〕』 (青林書院,1990年)ISBN 978-4417007562
- 佐藤幸治『憲法〔第3版〕』 (青林書院,1995年)ISBN 978-4417009122
- 佐藤幸治『日本国憲法論』 (成文堂,2011年)ISBN 978-4792305116
関連項目
「憲法 (佐藤幸治)」の例文・使い方・用例・文例
- 憲法を改正する
- 憲法立案者
- 憲法制定議会
- 成文憲法
- 日本国憲法
- 憲法上の権利
- 憲法の枠組みの中で
- 憲法の精神
- 合衆国憲法制定者たちの伝統は現在も憲法の中に生きている
- 憲法の中で
- 我々は憲法改正に反対している
- Xを憲法が想定している
- 新しい憲法は反民主主義的であるとして各方面から非難を受けている。
- 右派の憲法学者
- 始原主義は米国憲法は執筆者が書いた通りに解釈するべきという意味である。
- 日本国憲法38条1項は黙秘権を保証している。
- 私たちは私たちの国の憲法に従う必要がある。
- この規則は憲法に完全に準拠している。
- 戦争は軽々しくするものではないし、憲法を改正するのも「戦争したくてしょうがない」わけではない。
- 小泉首相が「憲法違反だから靖国神社参拝しちゃいかんという人がいます」と語った。
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