感覚論・経験論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:30 UTC 版)
「感覚論」および「経験論」も参照 既述の通り、「認識の端緒・発端」を巡って(過激な)「理性主義」と対置されるのが、感覚・知覚的経験にそれを求める「感覚論」「経験論」である。 ただし、上記した通り、「理性のみ」に頼る過激な理性主義も、「感覚・知覚的経験のみ」に頼る過激な感覚論・経験論も、全体から見れば少数派であり、実際は「感覚・知覚的経験を端緒としつつ、それを材料として育まれた理性機能・能力を信頼する」といった折衷的な立場が多い。 ちなみに、18世紀のイギリスで、「感覚」(sense、道徳感覚, moral sense)や「感情」(sentiment、道徳感情, moral sentiment)の働きを重視する道徳哲学を展開した、第3代シャフツベリ伯爵、フランシス・ハッチソン、デイヴィッド・ヒューム、アダム・スミス等を、「道徳感覚学派」(モラルセンス学派)と総称したりもする。
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