愛に花を
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 14:26 UTC 版)
『別冊少女コミック』1972年8月号に掲載。 転校してきたばかりのニッキー・フォックスは男子の注目の的になり、たくさんの相手から交際を迫られる一見プレイガール風の少女であったが、実は右目の横から頬にかけて大きな傷があり、それを隠すために厚化粧をしていた。その傷のために失恋をしており、二度と恋をしないと誓い、男性には興味がないという応答を繰り返していた。ある時、そんんな彼女を見初めたアンジーという少年が現れ、彼はニッキーを1年前の事故でなくした恋人のセーラと混同してしまった。アンジーの兄は、ニッキーにセーラのふりをして欲しいと依頼する。最初は断ったニッキーであったが、アンジーが同じ事故で頭に傷を受け、長くない命だと聞かされ、その頼みを引き受けることにした。徐々にアンジーに惹かれてゆくニッキーであったが、顔の傷のことで嫌われてしまうのではないか、という不安を隠すことができなかった。一方、元学園の女王であったメリンダはニッキーに嫉妬し、嫌がらせでニッキーの顔に水をかけ、そのことでニッキーの傷が露わになってしまった。しかし、アンジーはそれを事故でできた傷と誤認し、ニッキーの傷にキスをし、そのまま息を引き取った。ニッキーはアンジーの与えてくれた愛に感謝し、その傷をいつまでも大切にすると約束するのであった。
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