悲劇のダービー馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:11 UTC 版)
ダービーの後、ある日ユーモリストは鼻出血が出たため、調教を取りやめて厩舎に戻った。その後の晴れた日の午後、ユーモリストは画家アルフレッド・マニングスの依頼によりポーズを取っていたが、それが終わった後に馬房で血を流して死んでいるのが発見された。ダービーでの優勝からわずか3週間後のことであった。 馬房の壁は血が塗りたくられており、これは呼吸困難に陥ったユーモリストが酸素を求めて四方を探し回ったことを意味していた。検死の結果、ユーモリストを苦しめていた病の正体は結核であったことが分かり、その死因は結核による肺出血であった。 ユーモリストの遺骸はチャイルドウィックバリースタッドに埋葬された。その上には墓石代わりの大きな石が置かれ、その脇には壷が、そしてその周囲はゼラニウムの花で囲まれている。それから数か月後、母ジェストも同馬を追うように死亡し、ともに同牧場に埋葬されている。
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