悦ちゃん_(子役)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 悦ちゃん_(子役)の意味・解説 

悦ちゃん (子役)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 08:40 UTC 版)

えっちゃん

悦ちゃん
映画『悦ちゃん乗り出す』(1937年日活)より。
生誕 江島 瑠美
1926年6月21日
日本 東京府東京市
現況 不明
職業 子役
活動期間 1936年 - 1941年
代表作 悦ちゃん
江島武夫(父)
テンプレートを表示

悦ちゃん(えっちゃん、1926年6月21日 - )は、日本の子役俳優である。本名江島 瑠美[1]

経歴

1926年(大正15年)6月21日東京府東京市(現在の東京都)に生まれる。

父は画家の江島武夫である。東京市杉並区立杉並第四小学校の4年生だった1936年(昭和11年)10月、日活多摩川撮影所が映画『悦ちゃん』の主演子役を募集したのに対して応募して選ばれた。この役名から芸名がついた[1]

映画『悦ちゃん乗り出す』(1937年日活)より。左から、中田弘二悦ちゃん星美千子黒田記代

同作は大ヒットし、当時のハリウッドの子役スターであるシャーリー・テンプルになぞらえ、「和製テンプルちゃん」と呼ばれ、人気を博した。

1939年(昭和14年)4月、東宝映画に移籍したが、15歳になる1941年(昭和16年)には映画界から引退した[1]。引退後の消息は不明であるが、書籍『ゴシップ10年史』では1958年のアメリカ・日本の合作映画『黒船英語版』にキャスティング・ディレクターとして参加していたと記載されている[2]

フィルモグラフィ

1937年 日活多摩川撮影所
1938年 日活多摩川撮影所
  • まごころ万才
  • 忠臣蔵 地の巻 ※日活京都撮影所
  • 忠臣蔵 天の巻 ※日活京都撮影所
  • 悦ちゃん部隊
  • 悦ちゃん万才
  • 弥次㐂夛道中記 ※日活京都撮影所
1939年 東宝映画東京撮影所
  • エノケンの鞍馬天狗
  • ロッパの子守唄
  • まごころ
  • 白蘭の歌 前篇
  • 白蘭の歌 後篇
1940年 東宝映画東京撮影所

脚注

  1. ^ a b c 『日本映画俳優全集・女優編』(キネマ旬報社、1980年)の「悦ちゃん」の項(122ページ)。同項執筆は吉田智恵男。
  2. ^ 内外タイムス文化部 編『ゴシップ10年史』三一書房、1964年、68頁。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「悦ちゃん_(子役)」の関連用語

悦ちゃん_(子役)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



悦ちゃん_(子役)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの悦ちゃん (子役) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS