徳島東宝とは? わかりやすく解説

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徳島東宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:00 UTC 版)

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徳島東宝
Tokusima Toho
情報
正式名称 徳島東宝劇場
開館 1946年4月
閉館 2006年1月27日
最終公演 輪廻』(清水崇監督)
収容人員 (2スクリーン)398人
用途 映画上映
運営 東宝株式会社
所在地 771-0914
徳島県徳島市籠屋町一丁目30
最寄駅 JR徳島駅より徒歩約10分。
最寄バス停 徳島市営バスロープウェイ前」停留所
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徳島東宝(とくしまとうほう)は、徳島県徳島市籠屋町籠屋町商店街にあった東宝系列の映画館

データ

所在地(徳島県徳島市) 観客定員数
初代
(1946 - 1971)
籠屋町1丁目43[1] 750席 (1955年時点)[1]
2代目
(1971 - 2006)
籠屋町1丁目30[注 1] 徳島東宝:276席[2]
東宝シネマ:122席[2]

略歴・概要

1946年4月、徳島県徳島市籠屋町1丁目43に徳島東宝劇場として設立される[1]。戦後間もないこの年の徳島市は映画館の開館ラッシュで、当館と同月には徳島平和劇場(蔵本町)と徳島第一劇場(東新町)がオープン[1]。同年8月には徳島会館(南新町)、12月には徳島名劇(東新町)が相次いで開業している[1]

1971年、籠屋町1丁目30にダイエー徳島店がオープンすることに伴い、同年6月18日、同店5階に徳島東宝・東宝シネマの2スクリーン体制で再オープン。千代田劇場日劇東宝→日劇2で上映される邦画の大作・話題作専門の東宝に対し、東宝シネマは主に洋画を中心に上映していた。

21世紀に入ると徳島県では板野郡北島町シネマサンシャイン北島がオープン。同県初のシネマコンプレックス誕生が引き金となって徳島市では2002年3月にOSグランド、2003年6月に徳島東映2004年3月に徳島松竹、2005年9月に徳島平和劇場が相次いで閉館に追い込まれる[注 1]。平和劇場閉館から2か月後の同年11月27日にダイエー徳島店が閉店すると、翌2006年1月27日に徳島東宝2スクリーンが完全閉館し、60年に及ぶ歴史に幕を閉じた[3]。跡地には2009年5月に高層マンション「アルファステイツ新町」が竣工し、現在(2021年)に至る[注 1]

脚注

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注釈

  1. ^ a b c 徳島県の映画館「消えた映画館の記憶」を参照した[2][3]

出典

  1. ^ a b c d e 『全国映画館総覧 1955年版』時事通信社、1955年、154頁。2021年7月30日閲覧。「徳島県徳島市(十六館)」
  2. ^ a b c 「東宝 2館が閉鎖へ 1月下旬、ダイエー撤退に伴い 徳島」『毎日新聞』2005年11月23日
  3. ^ a b 「徳島東宝と東宝シネマ 閉館 ダイエー撤退で決断」『毎日新聞』2006年1月28日



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アミコビルオープン、再開発頓挫、丸新閉店アミコビルオープン後は人の流れが変わり、東新町よりも徳島駅前の方が賑わう様になり始めた。1985年には、これまで新町地区が圧倒的に上回っていた年間小売販売額を内町地区に初めて抜かれ、その後は現在に至るまで差が開く一方になった。丸新は、店舗面積が3倍以上あるそごうの圧倒的な品揃えに太刀打ちできず、また、これまで毎年丸新で行われていた催事をそごうに奪われるなど苦境に立たされた。西武百貨店の支援を受けて店舗の改装を行ったが、バブル景気の一時期を除いて売上は下がり続け、県内各地の出張所を閉鎖するなど事業縮小を余儀なくされた。頼みの再開発計画は、バブル景気只中の1988年に準備組合が設立したものの、その数年後のバブル崩壊と不況により停滞、1993年には西武百貨店が事業からの撤退を決めたため、事実上頓挫し、しんまちボードウォークの建設と、アーケードの改築が施されるにとどまった。同年、JR四国最大の駅ビルである徳島駅ビルが開業し、内町地区への客の流出はさらに加速、1995年3月、ついに丸新は閉店に追い込まれた。後継テナントはなく、敷地は阿波銀行が取得し、東新町商店街に面した丸新本館は取り壊されて広場になり、新館は阿波銀プラザとして残った。なお、丸新自体は倒産したわけではなく、負債を残すこともなかった。丸新は徳島飛行場の売店「丸新空港店」で、現在も営業を行なっている。丸新閉店後
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