眉山ロープウェイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 06:44 UTC 版)


眉山ロープウェイ(びざんロープウェイ)は、徳島県徳島市の眉山にある徳島市営のロープウェイである[1]。指定管理者制度により、 阿波おどり未来継承まちづくり共同体(公益財団法人徳島市文化振興公社・徳島都市開発株式会社から構成)[2] が運行・管理を行っている[3][4]。地方公営企業法の財務規定等が適用されている。四国八十八景4番「眉山ロープウェイから望む水都徳島の風景」に選ばれている。
歴史
- 1957年12月1日 - 開業
- 1999年7月18日 - 搬器を交換し、山麓駅を阿波おどり会館内に移転[5]。
- 2006年4月1日 - 指定管理者が社団法人徳島市観光協会に指定。(2009年3月31日迄の3年間)
- 2009年4月1日 - 指定管理者が社団法人徳島市観光協会に指定。(2012年3月31日迄の3年間)
- 2012年4月1日 - 指定管理者が社団法人徳島市観光協会に指定。(2015年3月31日迄の3年間)
- 2015年4月1日 - 指定管理者が公益社団法人徳島市観光協会に指定。(2018年3月31日迄の3年間)
- 2018年4月1日 - 指定管理者が公益社団法人徳島市観光協会から、阿波おどり会館・眉山ロープウェイ運営共同事業体へ変更[3][4]。(2023年3月31日迄の5年間)
- 2023年4月1日 - 指定管理者が阿波おどり会館・眉山ロープウェイ運営共同事業体から、阿波おどり未来継承まちづくり共同体へ変更。(2028年3月31日迄の5年間)
ゴンドラ
現在のゴンドラは4代目で、2025年3月30日にデビューした。
3代目と同様に安全索道株式会社が設計・製作したもので、2両連結式となっているが、ゴンドラの形状は丸型から角型に変更され、窓も拡大された
塗色は3代目の末期を受け継いでおり、同様に阿波銀行のラッピングが施されている。
乗降扉は、3代目と異なり手動ドアとなっており、係員が手で開閉する。
1999年7月31日から2025年1月12日まで使用された3代目のゴンドラは、山麓駅が阿波おどり会館内に設置されるとともに、以前の循環式[6]から、榛名山ロープウェイと同一の単線交差式に変更されることに伴って導入されたものである。
このゴンドラは安全索道株式会社が設計製作したもので、榛名山ロープウェイに近似した、丸型の15人乗りの2両連結式となっており、1号車から4号車までの4両が在籍している。乗降扉は自動ドアで、座席はすべて折りたたみ式となっている。
日没から最終便まで、駅停車中以外はフロントガラスに設けられているイルミネーションを点灯して走行していた。また、ヘッドライトは黄色に点灯していた。
2018年10月より、阿波銀行のラッピングが施されるとともに、車体カラーが変更され、引退までその姿で運行された。
所在地
- 徳島市新町橋二丁目20番地 阿波おどり会館3F(山麓駅は5F)
運行時間
運賃
- 大人(2025年4月1日改定)
- 片道900円、往復1,500円
- 小学生(2025年4月1日改定)
- 片道500円、往復800円
障害者及び付随人1名に限り半額となる。
- 2024年4月1日以降の利用に関しては、原則として阿波おどり未来継承まちづくり共同体が発行した乗車券のみ有効。
- 2023年3月31日までに阿波おどり会館・眉山ロープウェイ運営共同事業体が発行した乗車券も2024年3月31日まで利用可能である。[2]
交通アクセス
脚注
- ^ 徳島市商業観光施設事業条例
- ^ a b 徳島市観光協会発行分チケットの取り扱いについて 阿波おどり会館 2018年5月10日
- ^ a b 徳島市観光協が阿波おどり会館を退去 共同事業体に運営移管へ 徳島新聞 2018年4月1日(2018年4月2日閲覧)
- ^ a b 阿波おどり」4億円超の累積赤字、徳島市と観光協会が対立…今年の開催は大丈夫? Sankei Biz 2018年3月5日(2018年4月2日閲覧)
- ^ 矢野教太「徳島市の眉山ロープウェイが運行を再開」『RAILFAN』第562号、鉄道友の会、1999年9月1日、27頁。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』第49巻第11号、電気車研究会、1998年11月、80頁。
関連項目
外部リンク
- 阿波おどり会館 | 施設のご案内 - 眉山ロープウェイに関する記載がある
座標: 北緯34度4分12.5秒 東経134度32分42.3秒 / 北緯34.070139度 東経134.545083度
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