微分制御
制御対象の質量が慣性効果をもつので入力信号に対応した操作量を加えても、制御量を修正するのに時間遅れを生じることがある。時間遅れがあると操作量をゼロにもどしても制御量の変化が続き、修正が行き過ぎる。この行き過ぎを修正するために逆方向の操作が行われ、これを繰り返しながら目標に一致させていくことになるが、目標値に向けて早く安定状態に到達させるためには、制御量の変化を見越して、時間に対する偏りの変化割合に比例した操作を行う。このような制御を微分制御(D制御)、または微分動作(D動作)という。
反対語 積分制御Weblioに収録されているすべての辞書から微分制御を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 微分制御のページへのリンク