御方大野
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 06:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動御方 大野(みかた の おおの)は、奈良時代の貴族。姓はなし。天武天皇の孫。父は不詳だが一説では磯城皇子[1]。官位は従五位下・図書頭。
経歴
天平19年(747年)朝廷に対して姓を授かるように願い出る(この時の官位は従八位上・春宮少属)。しかし、大野の父は天武天皇の皇子であったが、過失があって皇子を廃された事情があるため、非常に哀れなことではあるが、姓を与えることができない旨、聖武天皇からの詔があった[2]。
天平勝宝元年(749年)7月の孝謙天皇の即位に伴って従五位下に叙爵し、8月に図書頭に任ぜられている。
子息の広名は天平宝字5年(761年)に宿禰姓を与えられている[3]。子孫には甲能氏(甲能朝臣)がある[4]。
官歴
『続日本紀』による。
脚注
参考文献
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