律令公文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 05:45 UTC 版)
律令制下で中央の官庁が作成した文書や諸国からの報告書を律令公文と呼ぶ。これらのほとんどは短期間(戸籍の保存期間は比較的長く30年)で廃棄されていた。廃棄文書の一部が(偶然)東大寺写経所の帳簿として再利用され、正倉院に納められたことにより、奈良時代の戸籍・正税帳などの貴重な史料が今日まで残ることになった。最も古い戸籍として、大宝令による大宝2年(702年)のものが現存している。
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