形式・所有
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 00:49 UTC 版)
「イギリス国鉄373形電車」の記事における「形式・所有」の解説
2種類の編成が製造された。「三首都編成」(373/1形)は2両の動力車と2つの電動ボギー台車を含む18両の客車で構成され、もう一種類「ロンドン北部編成」(373/2系)は2両の動力車と2つの電動ボギー台車を含む14両の客車で構成された編成である。1編成は編成の中間部半分ずつに分けた物を一つとして構成されており、非常時の際は英仏海峡トンネルで編成の半分を切り離して走行することも可能である。前後のいずれかの車両に火災が発生した場合、片側の車両に乗客を避難させ、脱出させる為この構造を採用している訳である。それぞれの半編成は別に数えられる。 38編成のフル編成に1両の予備動力車を足して鉄道会社により発注され、その内訳はフランス国鉄16編成、ベルギー国鉄4編成、イギリス国鉄18編成(うち7編成はロンドン北部編成)であった。イギリス国鉄保有の編成はイギリス政府による国鉄民営化によって、ユーロスター運営会社の子会社であるロンドン・アンド・コンティネンタル・レイルウェイズに売却された。 現在、ナショナル・エクスプレスグループが40%、フランス国鉄が35%、ベルギー国鉄15%、ブリティッシュ・エアウェイズから成り立つ共同体によって管理されている。
※この「形式・所有」の解説は、「イギリス国鉄373形電車」の解説の一部です。
「形式・所有」を含む「イギリス国鉄373形電車」の記事については、「イギリス国鉄373形電車」の概要を参照ください。
- 形式・所有のページへのリンク