強風による乗揚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 21:59 UTC 版)
「クイーンコーラル (2代)」の記事における「強風による乗揚」の解説
2005年4月2日、14時32分ごろ、与論島・与論港から沖永良部島・和泊港へ向かっていた本船は、強風下の和泊港へ着岸を試みたが、圧流され後部の係留策が取れなかった。そのため、着岸を断念して港外に退避する際、右転するため後退したところ強風により圧流され、船尾部が港湾入口のさんご礁付近の浅所に乗り揚げた。事故発生当時、天候は雨で風力7の北東の風が吹いており、付近は波高1.5メートルで東南東寄りのうねりがあった。乗り揚げ後、風が弱くなるのを待って着岸、その後、鹿児島港まで運航されたが、ダイバーによる潜水調査で、船底全般にペイント擦過傷および凹損、推進器翼および舵に曲損を生じていることが判明した。事故原因は、十分な操船水域がない和泊港で強風下に入港中、船体が大きく圧流された際に入港を中止することなく、接岸作業を継続した結果、港内で操船困難となり浅所に著しく接近したため、とされた。
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