張り子の製法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 17:11 UTC 版)
民芸品の張り子製品は、型に和紙を糊で貼り乾燥させて作った立体的な芯をつくり、この芯に胡粉に膠を加えた塗料を塗り重ね下地とし、さらに彩色を施す。 芯の作り方には2通りある。木や焼き物で作った凸型に和紙を貼り重ね、乾燥後に小刀などで切り裂き型を外し、切り口をつなぎ合わせる方法と、粘土で作った原型を石膏などで型取し分割して作った凹型に和紙を貼りこんで成形し乾燥後に型から抜き、つなぎ合わせる方法である。 張子に用いられる紙は「混凝紙(こんくりがみ)」(「混凝」はコンクリートの意味)と呼ばれ、日本の伝統製法では「張子紙」という名で知られる和紙を用いるのが一般的である。
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