弦楽四重奏曲第1番ヘ長調
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「弦楽四重奏曲第1番 (ベートーヴェン)」の記事における「弦楽四重奏曲第1番ヘ長調」の解説
第1番ヘ長調は、ベートーヴェンの作曲した最初の弦楽四重奏曲ではなく、第3番ニ長調が最初の作品だった。ベートーヴェンは出版の際、盟友のヴァイオリニスト、シュパンツィッヒの勧めによりこのヘ長調を第1番に持ってきたようである。第1番ヘ長調の第1稿が完成したのは少なくとも1799年6月25日より前で、さらに出版前に手を加えている。 2楽章を除き全体に明るい曲風を持ちながら、よく練られた書法により、緊縮し充実した曲に仕上げられている。 第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Adagio affettuoso ed appassionatoベートーヴェンが、ロメオとジュリエットの中の墓場の場面を思い描いて作曲したという話が伝わっている。この時期のベートーヴェンにしては珍しいほど深刻さをもった楽章である。 第3楽章 Scherzo: Allegro molto 第4楽章 Finale: Allegro演奏時間 30分ほど
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