延平郡王祠とは? わかりやすく解説

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延平郡王祠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 00:32 UTC 版)

座標: 北緯22度59分16秒 東経120度12分27秒 / 北緯22.98778度 東経120.20750度 / 22.98778; 120.20750

延平郡王祠(前の牌坊は昔の鳥居)
昔の開山神社の神輿

延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)は、台湾台南市中西区開山路にある鄭成功を祀る祠である。開山王廟(かいざんおうびょう)ともいう。

概要

台湾を占領していたオランダ人を駆逐した鄭成功の功績を賛え、鄭が死去した1662年に彼を慕う人々によって創建され、開山王廟と名づけられた。1875年には、朝の大臣・沈葆楨によって福州式建築の新しい祠が建てられた。

日本統治下に入った後の1896年明治29年)、開山王廟は鄭成功を祭神とする神社となって開山神社(かいざんじんじゃ)と改称され、翌1897年(明治30年)には県社に列格した。日本式の拝殿は作られたが、中国風の祠はそのまま残され、本殿とされた。第二次世界大戦終戦後、中華民国政府によって社殿が全て取り壊され、中国北方式建築を模した鉄筋コンクリート製の廟に建て替えられた。建物が全て新しいものであることから、延平郡王祠は古蹟に認定されておらず、史跡のみである。

中央には鄭成功の座像が祀られ、後殿には彼の母「翁太妃」(田川松)の位牌が安置されている。

脚注

参考文献

  • 中島三千男神奈川大学『海外神社』(跡地)に関するデータベース」開山神社地域:旧台湾所在地:台南州台南市開山町




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