広義のアマルガム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:02 UTC 版)
軍事史におけるアマルガムでは、1792年のフランス革命戦争勃発により、フランス革命政府は、軍隊を増強するために大量の志願兵を受け入れる必要に迫られた。このとき、軍隊の規模を一挙に拡大しつつ質を維持する目的で採用されたのがアマルガム制度である。アマルガムは前述のように「混ぜ合わせる」の意味で、熟練兵からなる1個大隊と未熟練の志願兵からなる2個大隊とを “合わせた” ことに由来する。この部隊規格は半旅団(Demi-brigade、准旅団とも訳される)とされ、それまでの連隊制度に代わるものとした。 しかし、1803年にナポレオン・ボナパルトが連隊制度を復活させたため、既存の半旅団は逐次連隊に再改変され、半旅団は暫定的な臨時編成部隊か補助部隊にのみ使用される単位となった。現在でも半(准)旅団を名乗る部隊は、フランス外人部隊の一部でアブダビに駐屯する第13外人准旅団のみである。
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