広島県庄原市の比婆山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/24 08:49 UTC 版)
広島県の比婆山(ひばやま)は、庄原市にある標高1264 mの山。中国山地中部にあり、比婆道後帝釈国定公園に属している。 比婆山連峰の最高峰は立烏帽子山 (1299 m) であり、比婆山といえばこれを指すこともあるが、立烏帽子山の北北西方向、標高1264 mのブナ林の中に円丘があり、伊邪那美命の御陵と伝えられる苔むした巨石が横たわっている。この峰を特に比婆山あるいは比婆山御陵と呼ぶ場合もあり、国土地理院の2万5千万分の1地形図ではここを「比婆山」としている。 さらに烏帽子山(御陵の北西側・島根県境)、池ノ段(立烏帽子山の西側)、竜王山(立烏帽子山の南東側)に三等三角点が設置され、それぞれ「烏帽子山」1225.14 m、「立烏帽子」1279.46 m、「川奥」1255.84 mとなっている。また烏帽子山の西にある吾妻山は、日本三百名山に選定されている。 竜王山の南西側山麓には伊邪那美命を祭った熊野神社があり、比婆山への参道の遥拝所にあたるとされる。熊野神社の境内には、樹齢千年といわれる全国でも有数の巨杉がある。 北東側山麓の六の原にはたたら製鉄場跡があり復元展示され、県史跡に指定されている。 一帯はひろしま県民の森として整備され、宿泊施設、キャンプ場、スキー場がある。 比婆山連峰は、1970年に未確認動物であるヒバゴン目撃騒動の舞台となった。
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