幻の予告篇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:50 UTC 版)
『からっ風野郎』の予告篇の撮影には、三島の敬愛する川端康成までもが駆り出されていた。この出来上がったフィルムは三島の申し入れによりお蔵入りになったが、以下のような台詞のやり取りであった。 川端康成:お前さんは、永田社長の「網にかかった魚」だよ。三島由紀夫:魚は魚でも、「腐っても鯛」になりたいですね。今の私は、「まな板の上の鯉」に似ています。 川端康成:「まな板の上」でも、若尾さんみたいに綺麗な魚と一緒に料理されるんなら、幸福じゃないか。 — 「『からっ風野郎』予告篇」 なお、1960年(昭和35年)2月19日には、ラジオ東京の放送番組「ラジオ・スケッチ」で『からっ風野郎』の撮影の模様が放送された。
※この「幻の予告篇」の解説は、「からっ風野郎」の解説の一部です。
「幻の予告篇」を含む「からっ風野郎」の記事については、「からっ風野郎」の概要を参照ください。
- 幻の予告篇のページへのリンク