年度代表馬争い(1923年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 20:34 UTC 版)
「ゼヴ」の記事における「年度代表馬争い(1923年)」の解説
パパイラスとのマッチレースから少し経った10月31日にゼヴは再び競馬場に姿を現し、エンパイアシティオータムチャンピオンシップ(エンパイアシティ・8ハロン)を4馬身差をつけて優勝した。その翌戦、ラトニアチャンピオンシップ(ラトニア・14ハロン)では目下6連勝中のマイオウンという馬が出走しており、この2頭で年度代表馬争いの様相を呈するものと思われていた。しかし、この競走を制したのは穴馬インメモリアムで、ゼヴは同馬から6馬身も離された2着、マイオウンはさらに10馬身差の3着であった。 久々の敗戦後、ゼヴはピムリコ競馬場での一般戦(9ハロン)を挟んだのち、チャーチルダウンズ競馬場において先日破れたインメモリアム相手のマッチレース(10ハロン)が組まれた。このマッチレースではゼヴがインメモリアムの後方につける展開となり、最後の直線の攻防で際どい状態で並んでゴールに入ったが、結果ゼヴがハナ差で制したと判定され、雪辱を果たしている。 同年ゼヴは14戦12勝で272,008ドルを稼ぎ出し、年度代表馬に選出されている。また、馬主であるランコーカスステーブル(シンクレアの馬主名義)が同年得た総賞金額は438,849ドルで、これはジェームズ・ロバート・キーンが保持していた年間獲得賞金レコードを塗り替えるものであった。
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