幡随院の事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:16 UTC 版)
この事件では、古畑が「犯人が幡随院でなければ不可能」とする根拠が、ファックスモデムを使用すれば誰でも犯行可能であることを見落としている点である。ファックスモデム付きパソコンは1994年の日本国内においては、すでに一般家庭にも普及し始めており、FAX通信ソフトで指定した時間にファックス送信することは誰にでも可能である。このため、ミステリ作品としては論理が完全に破綻してしまっている。この点はノベライズ単行本のあとがきにおいて三谷自身、放送時に最も指摘の多かったミスであることを認めており、同事件の小説版ではそれをふまえたドラマ版とは異なる結末が書かれている。
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