希釈効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/27 15:13 UTC 版)
「シルバー様希釈遺伝子」の記事における「希釈効果」の解説
シルバー様希釈遺伝子主な作用は、エウメラニン(黒色メラニン)の希釈である。フェオメラニン(赤色メラニン)の濃度はほとんど影響を受けない。希釈効果は部位により大きく異なり、特に長毛での希釈効果が強い。長毛のエウメラニンは殆ど排除されるため、原毛色がエウメラニン主体の青毛の場合は銀髪に、多量のエウメラニンと若干のフェオメラニンを含む鹿毛の場合は金髪に希釈される。 一方で、被毛の希釈効果はそれほど強くなく、若干明るくする効果しか持たない。鹿毛の下肢や青毛のように特に黒い部位をまだら模様にする効果もあり、馬体に白い連銭模様(まだらあるいは雑斑)が浮き出てくる。 また、シルバー様希釈遺伝子を持つ仔馬は、出生時、麦色の馬体、白いまつ毛と長毛、白と黒の縞模様がある蹄を持って生まれることがある。通常、この特徴は1歳までに消滅する。 SILVを持つ仔馬(頭部) SILVを持つ仔馬(蹄)
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