差分プログラミング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 08:46 UTC 版)
「継承 (プログラミング)」の記事における「差分プログラミング」の解説
差分プログラミング(difference coding)とは、クラス間の共通構成を、各クラスの特有構成に引き継がせるようにして、重複構成の削減と、分類体系化をもたらすことを目的にした継承の用法である。これは、クラスに新機能を付け足しての手軽なクラス拡張目的と、クラスの共通部分を括りだして体系化するクラス分類目的の双方に使われた。 差分プログラミングは、継承の元々の用法であり、プログラムの再利用性と保守性を高めると見なされていたが、後年になると階層分散配置されたデータとメソッドの把握のしづらさによる弊害の方が目立つようになって、この用法を否定する傾向が強くなった。同時にその代替としてのコンポジション(合成)(英語版)が重視されるようになっている。
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