工事現場の足場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 17:31 UTC 版)
工事現場で「足場」といえば、建築工事・改修工事・高所作業などのための、仮設の床や通路を指す。この意味の「足場」は英語ではscaffoldやstageという。 種類・分類 足場の分類としては、枠組足場、単管足場、ブラケット一側足場、くさび緊結式足場、張出し足場、吊り足場、吊り棚足場、丸太足場などがある。足場の組立方による分類としては、本足場、一側足場、二側足場、棚足場などがある。 足場の組立をする人 足場の組立は、鳶職の主要な作業内容のひとつ。日本国内では足場の組立解体作業には特別教育を受けた者しか従事することができない。さらに、吊り足場、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立解体作業には、技能講習を終了した、足場の組立等作業主任者を選任しなければならない。 足場と事故 建設業における死亡労働災害の原因の一位は転落であるが、この転落は足場からのものが多いことが特徴。 建設業の死亡災害の約4割を占める墜落・転落事故を防止する目的で手すり先行工法を厚生労働省が推奨している。 建築物等の作業に用いる仮設施設のため、固定には限界がある。しばしば強風など荒天時には、足場が倒壊する事故も発生する。
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