川原毛地獄とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 川原毛地獄の意味・解説 

川原毛地獄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/21 06:13 UTC 版)

川原毛地獄(かわらげじごく)は、秋田県湯沢市高松番沢にある噴気地帯、および霊場。青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つと言われている。近くに川原毛大湯滝がある。標高は約800m。塩酸酸性の熱水噴出により、1.0×0.4kmの範囲にわたって溶結凝灰岩の源岩が珪化し、灰白色の景色を擁している。この範囲の中に、水蒸気噴火によって形成された爆裂火口があり、火山ガスの噴出など現在も活発な噴気活動が続いている。ゆざわジオパークのジオサイトに認定されている。


  1. ^ 大木郁也「秋田県湯沢,第四紀の三途川カルデラの噴火史と地質構造発達史」『地球惑星科学連合2016年大会要旨』2016年、2018年12月7日閲覧。
  2. ^ 大木郁也、大場司「秋田県湯沢市,三途川カルデラの火山活動史と地質構造」『地球惑星科学連合2014年大会要旨』2014年、2018年12月7日閲覧。
  3. ^ 高島勲、越谷信「秋田県南部小安・秋の宮地域の地熱地質」『地質学雑誌』第114巻Supplement、2008年、 S97-S109、 doi:10.5575/geosoc.114.S972018年12月7日閲覧。
  4. ^ 二子石正雄「上の岱地熱発電所」『日本地熱学会誌』第21巻第3号、1999年、 225-235頁、 doi:10.11367/grsj1979.21.2252018年12月7日閲覧。
  5. ^ 鹿野和彦、大場司、石山大三「秋田県湯沢市,川原毛地獄の爆裂火口と噴出物」『日本火山学会講演予稿集 2017年度 秋季大会』2017年、 95頁、 doi:10.18940/vsj.2017.0_952018年12月7日閲覧。
  6. ^ 美の郷ゆざわジオパーク構想 (PDF)”. 湯沢市ジオパーク推進協議会 (2015年). 2018年12月7日閲覧。
  7. ^ 髙柳, 春希 (2019-03-14). “ゆざわジオパークに生息する生物にとり噴気孔や豪雪は好ましい環境か?ヤマタヌキラン (Carex angustisquama) やユキツバキ (Camellia rusticana) を対象としてガイド案内を考える.”. 日本地球惑星科学連合2019年大会要旨. https://confit.atlas.jp/guide/event/jpgu2019/subject/O08-P06/detail. 
  8. ^ a b c 『東北学08』p.192 - 193


「川原毛地獄」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「川原毛地獄」の関連用語

川原毛地獄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



川原毛地獄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの川原毛地獄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS