川原毛大湯滝とは? わかりやすく解説

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川原毛大湯滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/10 15:18 UTC 版)

川原毛大湯滝
所在地 秋田県湯沢市高松
位置 北緯38度59分38.26秒 東経140度35分33.05秒 / 北緯38.9939611度 東経140.5925139度 / 38.9939611; 140.5925139
落差 20 m
水系 雄物川水系湯尻沢
プロジェクト 地形
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川原毛大湯滝
温泉情報
所在地 秋田県湯沢市
交通 車 : 湯沢横手道路須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。駐車場からは徒歩で15分程度
泉質 塩化物泉
泉温(摂氏 94.5 °C
pH 1.41
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川原毛地獄

川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)とは、秋田県湯沢市にある野湯のこと。上流で湧出する温泉が沢水と合流して、高さ約20mから流れ落ちる全国でも珍しい『滝の湯』。滝つぼは程よい温度で天然の露天風呂となっている。適温時期は7月上旬から9月下旬。近くに川原毛地獄がある。

概要

上流の湧出地から流れ下る比高20m程度のが温水となっており、滝壺を温泉として利用できる。豪快な野湯という点では、北海道カムイワッカの滝と並び評される。標高は700メートル。

日本の滝の中でも特筆すべきユニークな滝で、湯尻沢の上流で湧出する約96度の源泉が沢水に混入しながら流れ下り、適度な温泉となって断崖を一気に落下するもので、2つの滝壺が天然の露天風呂となっている。この源泉は世界に3つしかない強酸性温泉で、飛沫を浴びると目がかすかにしみるような刺激がある。皮膚炎外傷に効能を持つ。

泉質

  • 酸性 - 含二酸化炭素・鉄II - 塩化物泉
    • 源泉温度 : 94.5℃
    • PH : 1.41

湯温源泉地である川原毛地獄での温度であり、下流の滝壺では入浴に適した温度になっている。但し温度は河川水の多寡により変化する(乾燥している時期は40度を超えるが、豪雨の直後は水同様になる)。

温泉街

野湯であり温泉街は存在しないが、滝に至る手前の道を左に進んだ所に川原毛温泉跡がある。また、川原毛地蔵菩薩の左下を流れる川には、人工的に作られた湯壺が2ヶ所あり1年を通じて入浴できる(現在、「立ち入り禁止」の看板が設置されている)。

アクセス

車(自家用車等)

東北中央自動車道須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。駐車場からは徒歩で15分程度。(案内標識あり)
  • 駐車場があるが、許容台数が少ないため、観光シーズンには停められる保証はない。

公共交通

小安峡温泉泥湯温泉秋ノ宮温泉郷川原毛地獄を結ぶ予約制乗合タクシー「こまちシャトル」が季節運行されている[1]。川原毛地獄から滝までは徒歩約25分。
「こまちシャトル」はJR奥羽本線 湯沢駅から各温泉地への便も運行されている[1]

冬季(11月中旬~翌年5月頃)期間中は、駐車場まで直通する道路が冬季閉鎖のため、車の利用は出来ない。

周辺

脚注

  1. ^ a b こまちシャトルについて”. こまちシャトル. 2022年8月21日閲覧。

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