島田雄三とは? わかりやすく解説

島田雄三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 00:18 UTC 版)

島田 雄三
基本情報
国籍 日本
出身地 大阪府
生年月日 (1930-02-19) 1930年2月19日
身長
体重
170 cm
63 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手
プロ入り 1952年
初出場 1952年
最終出場 1956年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴

島田 雄三(しまだ ゆうぞう、1930年2月19日 - )は、大阪府[1]出身の元プロ野球選手内野手)・コーチ監督

来歴・人物

浪華商業では1946年に4番・遊撃手として戦後初の夏の甲子園に出場し、エース平古場昭二を擁して、決勝で京都二中に完封勝利、初優勝を飾る。

高校卒業後は早稲田大学に進学し、東京六大学リーグでは5回の優勝を経験をするなど遊撃手として活躍。リーグ通算110試合出場、426打数98安打、打率.230、1本塁打、32打点を記録。大学同期に末吉俊信宮崎康之八幡製鐵-早大監督)、1年下には岩本堯荒川博沼澤康一郎がいた。

大学卒業後の1952年大映スターズへ入団し[1]、1年目の開幕から1番・二塁手に抜擢されて規定打席(38位、打率.216)にも到達。2年目の1953年には全試合出場で自己最高の打率.262(30位)を記録し、1956年までレギュラーを守るが、その後はチームが高橋ユニオンズと合併して「大映ユニオンズ」となった1957年は出場ゼロに終わる。

1958年には宮崎一夫栗木孝幸[2]と共に同年創部[3]社会人羽幌炭鉱へ移籍し、選手兼任監督に就任[1]

チームを結成1年目にして都市対抗旭川地区予選においての優勝と北海道大会進出[3]に導いたが、道大会では初戦に強豪の富士鉄室蘭と対戦し惜敗[3]

1959年にはさらなる有力選手の入社で戦力が強化され、再び地区予選を勝ち抜いて進出した道大会では決勝で王子に敗れるものの準優勝[3]、2年目にして第30回本大会に道代表として初出場[3]に導く。大会は初戦敗退であったが、大会連続10回出場の東洋レーヨン大津市)とほぼ互角の善戦を繰り広げ、新聞各紙は「善戦」「惜しい」と報じた[3]

当日は羽幌町から応援団が駆け付け、熊祭りの踊り、メノコのソーラン節踊りは当日随一の見応えのあるものとなり、終始2万人の観衆の注目を集め、野球部の活躍と相まって羽幌炭鉱の宣伝にも大いに貢献した[3]

1965年には阪神タイガース二軍内野守備・走塁コーチに就任し、1966年には一軍内野守備・走塁コーチとなるが、シーズン中に二軍に再び配置転換され、同年オフに退団。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1952 大映 110 455 393 41 85 19 3 3 119 25 1 9 10 -- 51 -- 1 27 5 .216 .308 .303 .611
1953 120 530 478 66 125 16 3 6 165 30 4 5 6 -- 45 -- 1 50 5 .262 .326 .345 .672
1954 136 585 506 53 117 17 6 7 167 29 18 11 9 3 66 -- 1 58 11 .231 .321 .330 .651
1955 115 445 391 44 89 14 1 2 111 20 13 7 12 0 41 0 1 33 7 .228 .303 .284 .586
1956 144 453 394 21 75 6 2 1 88 22 5 8 16 4 35 0 4 33 9 .190 .263 .223 .487
通算:5年 625 2468 2162 225 491 72 15 19 650 126 41 40 53 7 238 0 8 201 37 .227 .306 .301 .607
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 8(1952年 - 1956年)
  • 17(1957年)
  • 66(1965年 - 1966年)

脚注

  1. ^ a b c プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、272ページ
  2. ^ プロ野球人名事典 2003、203ページ
  3. ^ a b c d e f g 羽幌炭砿にまつわる話シリーズ⑦「羽幌炭砿野球部」|金子直吉のお家再興に向けて|鈴木商店の歴史|鈴木商店のあゆみ|鈴木商店記念館”. www.suzukishoten-museum.com. 2025年3月16日閲覧。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「島田雄三」の関連用語

島田雄三のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



島田雄三のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの島田雄三 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS