島嶼地域に対する政策史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 16:16 UTC 版)
欧州共同体 (EC) 発足時には島嶼を有する国はフランスとイタリアだけであったため島嶼に関する政策はほとんど存在しなかった。イギリスとデンマークの加盟時に当初の特殊性が論じられるようになったが、これらの島嶼地域では住民投票が行われて共通諸政策の適用を受けないことになった(前記1の地域)。1981年にはギリシャが加盟したがドデカネス諸島にごくわずかの例外的措置が認められたに過ぎなかった。 しかし、1986年、スペインとポルトガルの加盟時に同国の島嶼地域には自治権が認められておらず、フランスの海外県も本土の県と変わらない地位にあり、これらの地域を完全に離脱させると例外地域が無限に広がり欧州統合の支障になると考えられた。そのため、POSEIが創設され段階的・選択的にEC法を適用するプログラムが設けられた。
※この「島嶼地域に対する政策史」の解説は、「離島」の解説の一部です。
「島嶼地域に対する政策史」を含む「離島」の記事については、「離島」の概要を参照ください。
- 島嶼地域に対する政策史のページへのリンク