岸里亮佑とは? わかりやすく解説

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岸里亮佑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 00:37 UTC 版)

岸里 亮佑
鹿児島トランスポート軟式野球部 #6
基本情報
国籍 日本
出身地 岩手県久慈市
生年月日 (1995-04-03) 1995年4月3日(30歳)
身長
体重
181 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2013年 ドラフト7位
初出場 2014年10月2日
最終出場 2017年4月22日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

岸里 亮佑(きしさと りょうすけ、1995年4月3日 - )は、岩手県久慈市出身の元プロ野球選手外野手)。

経歴

プロ入り前

小学1年から野球を始め、長内中時代は軟式野球部に所属。中学2年時に投手として岩手県選抜に選出。最高球速144km/hを記録し選抜大会・準優勝を達成している。100m走で11秒7の好記録を残し、陸上競技でも東北大会を経験した。

花巻東高等学校時代は左翼手のレギュラー。1年秋から中堅手でレギュラーとなり、1学年上の大谷翔平を擁して東北4強に進出し、1番打者として打率.407の好成績を残す。2年時は足の怪我に泣かされたが、2年秋に左翼手のレギュラーとなり、3年夏には背番号1をつけ(県大会での登板機会は無し)「3番・左翼手」として第95回全国高等学校野球選手権大会に出場した。大会では3回戦で済美高校安樂智大から2安打を放つと、準々決勝では鳴門高校の板東湧悟から高校通算32号となる本塁打を記録するなど打者として活躍した。投手としては済美戦に同点の9回裏二死二塁から登板し、140km/h台の直球を計測するなど1回1/3を抑えた。

2013年10月24日、プロ野球ドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズから7位指名を受けた[1]。11月16日に契約金2000万円、年俸450万円で契約した(金額は推定)。背番号は67[2]

日本ハム時代

2014年は、イースタン・リーグ(二軍)の全108試合に出場し、打率.248、3本塁打、13盗塁を記録。また、山田哲人が持つ高卒新人最多安打記録の106本を更新する107本の安打を放ち、イースタン・リーグの高卒新人最多安打記録を更新した[3]。一軍に初昇格した10月2日の西武戦では「9番・左翼手」で先発出場し、3打数2安打1打点を記録した。

2015年6月25日に、「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」の出場予定選手の変更が発表されNPB選抜に代表入りした[4]

2017年は自身最多の7試合に出場するも打率.143と振るわなかった。翌2018年は2年ぶりに一軍出場なしに終わるが、シーズンオフにWBSC U-23ワールドカップ第2回大会日本代表に選出された。初戦の対南アフリカ戦では一軍公式戦で記録できなかった本塁打を放っている[5]

2019年は二軍で怪我なくシーズンを過ごし、守備や走塁面で能力や調子が右肩上がりになってきていると実感していたが、結局2年連続で一軍出場なしに終わり、10月1日に戦力外通告を受けた[6]。「できればプロで野球を続けたいが、就職も含めてさまざまな可能性を考える」と語り[6]、11月12日に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた12球団合同トライアウトに参加。4打席で2安打2三振を記録し[7][8]、この日2安打を記録したのは打者18選手中、岸里を含む3選手のみだった[9]

琉球時代

2019年12月3日、2020年より始動する沖縄初のプロ野球チーム・琉球ブルーオーシャンズに入団することが発表された[10]。「NPBに戻ることを大前提にしながら、活躍できるように琉球で成長したい」と意欲を見せた[11]。しかし、2020年中にNPBに戻ることはできず、12月7日、契約期間満了によって自由契約となり、退団することが発表された[12]

また、琉球退団前の10月8日よりアパレルブランド「SHELKEY」を開始している。

琉球退団後

2021年よりスポーツの個人指導サービス「DREAM coaching」のコーチに登録[13][14]。プロフィールページには「現役プロ野球選手」とあり、次の所属先が決まるまでのフリーの期間、指導に携わりたい旨を述べている[15]

2023年時点では鹿児島県鹿児島市の物流会社である鹿児島トランスポートの軟式野球部に所属している[16]

選手としての特徴

50m5秒78の俊足[17]、遠投120mを誇る肩を兼ね備える[18]。高校時代は投手として最速147km/hを記録している[19]

高校通算本塁打は32本。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 日本ハム 1 3 3 0 2 0 0 0 2 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 .667 .667 .667 1.333
2016 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2017 7 14 14 1 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .143 .143 .214 .357
通算:3年 9 17 17 1 4 1 0 0 5 1 0 1 0 0 0 0 0 4 0 .235 .235 .294 .529
  • 2017年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 67(2014年[2] - 2019年)
  • 9(2020年)

代表歴

脚注

  1. ^ 北海道日本ハムファイターズ 2013年 ドラフト情報
  2. ^ a b 2013年新入団発表」『北海道日本ハムファイターズ』2013年11月24日。2013年12月4日閲覧
  3. ^ ハム岸里 大谷先輩と2人でお立ち台に」『日刊スポーツ』2015年2月13日。2015年3月21日閲覧
  4. ^ ユニバーシアード 日本代表壮行試合 NPB選抜チーム出場選手変更のお知らせ」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』2015年6月25日。2025年4月29日閲覧
  5. ^ 侍が計4発で圧勝、岸里&周東&島田は今季公式戦初本塁打「うわ、入った…」」『Full-Count』2018年10月20日。2021年2月9日閲覧
  6. ^ a b 岸里(花巻東高出)戦力外に 日本ハム」『岩手日報』2019年10月2日。2019年12月5日閲覧
  7. ^ 【トライアウト】岸里がこの日、2安打目を放つ」『スポーツ報知』2019年11月12日。2019年12月5日閲覧
  8. ^ 2019年、12球団合同トライアウト参加選手、結果一覧」『Full-Count』2019年11月12日。2019年12月5日閲覧
  9. ^ 岡本育子2度目のトライアウトを終え「中日にも感謝、阪神にも感謝」と森越祐人選手」『Yahoo!ニュース』2019年11月14日。2019年12月5日閲覧
  10. ^ 沖縄初プロ野球球団 琉球ブルーオーシャンズ 岸里亮佑選手入団のお知らせ (PDF)」『琉球ブルーオーシャンズ』2019年12月3日。2019年12月5日閲覧
  11. ^ ハム戦力外の岸里、琉球入り プロチームで「NPB戻る」」『岩手日報』2019年12月4日。2019年12月5日閲覧
  12. ^ 退団選手のお知らせ」『琉球ブルーオーシャンズ』2020年12月7日。2020年12月9日閲覧
  13. ^ チャレンジ」『岸里亮佑note』2021年1月8日。2021年2月9日閲覧
  14. ^ ついにスタート!」『岸里亮佑note』2021年1月21日。2021年2月9日閲覧
  15. ^ 岸里 亮佑 コーチ」『DreamCoaching』。2021年2月9日閲覧
  16. ^ 役員・選手」『鹿児島トランスポート野球部』。2023年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月30日閲覧
  17. ^ ハムドラ7岸里「翔平さん追い越したい」 - ドラフト会議2013ニュース」『日刊スポーツ』2013年10月30日。2022年2月20日閲覧
  18. ^ 岸里亮佑(花巻東 3年) | 週刊野球太郎 ドラフト候補選手名鑑」『週刊野球太郎』。2022年2月20日閲覧
  19. ^ 花巻東・岸里が自己最速147キロ/国体 - 高校野球ニュース」『日刊スポーツ』2013年10月1日。2022年2月20日閲覧

関連項目

外部リンク




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