岩手県競馬組合への融資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 05:07 UTC 版)
かつては高い収益を誇っており、「地方競馬の優等生」の異名を取っていた、盛岡市も参加する岩手県競馬組合は、1999年以降は事業不振に苦しむようになり、赤字を計上し続けていた。2007年、同組合の経営の行き詰まりが表面化し、組合の構成団体である岩手県・盛岡市・奥州市が競馬組合に融資を実施し、当面の救済を図る計画が持ち上がった。しかし、この融資に際して競馬そのものの存続をめぐって議論が巻き起こり、岩手県議会においても岩手県競馬組合への融資案が一度は否決され、大きな混乱が生じた。谷藤は、岩手県議会での融資案の採決に先立ち、盛岡市議会に岩手県競馬組合への融資案を提出して可決させ、競馬組合の存続を支持する考えを強調した。結局、融資案を一度は否決した岩手県議会もその後は一転して同案を可決し、競馬事業は存続された。
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