岡山木村屋とは? わかりやすく解説

岡山木村屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 04:02 UTC 版)

株式会社岡山木村屋
流通本部・中庄本部工場・中庄店
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 キムラヤ
本社所在地 日本
700-0985
岡山県岡山市北区厚生町3丁目1-20
設立 1919年7月
業種 食料品
法人番号 6260001001049
事業内容 パン、サンドイッチ、和洋菓子等の製造販売
代表者 代表取締役社長 梶谷周平
資本金 4100万円
売上高 60億円
従業員数 550人
主要子会社 梶谷食品株式会社
株式会社つるや
岡山シティホテル株式会社
OKF株式会社
外部リンク https://www.okayama-kimuraya.co.jp/
特記事項:本部は岡山県倉敷市中庄2261番地の2に所在
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株式会社岡山木村屋(おかやまきむらや、英称Okayama KIMURAYA)は、岡山県岡山市北区に本社を置く製パン会社。創業者の梶谷忠二が、修行した東京木村屋總本店(銀座木村屋)からのれん分けされて、1919年(大正8年)に故郷の岡山で開業した[1]

コーポレートカラーは主力商品であるロールパンをイメージした茶色と黄色。ただし、社章である「丸に木」は赤色に白抜き文字で示される。

概要

店舗展開はほとんど岡山県内で、県内はトップシェアを誇り、「岡山のソウルフード」とも呼ばれる[2]。木村屋總本店からののれん分けでは現在、最大の売上規模を誇る。

中央に切れ目を入れたロールパンに、砂糖のシャリ感がかすかに残るバタークリームを挟んだ「クリームロール」で知られる。挟まれているバタークリームはバナナなどの果物やコーヒーなどの香り付けがされており、人気のバナナクリームやコーヒークリームなどはクリームだけをカップ入りの単体商品としても販売している。このほか木村屋のれん分け店舗ならではのあんパンなど多数の定番商品を持っている。毎月5種類以上の新商品を投入しており、短期で消えるものもあれば、「たくあんサラダロール」のように変わり種が定着することもある[1]

岡山表町商店街に本店があり、岡山県南部を中心に直営店50店、フランチャイズ100店を中心に小売店と直結した業態としており、スーパーマーケット向けには、一時子会社のアサヒブレッドを通じて製造販売をしていたが、同社は2021年に事業を終了した。ただし、アサヒブレッドのブランドが設立される以前より代理販売取引のある一部の地場スーパーマーケットに対しては、そのまま小売店同様の岡山木村屋ブランドの製品を卸売する事がある。これに該当するスーパーマーケットには小売店と同じデザインである「キムラヤのパン」の看板が掲げられている。一方で岡山県外では広島県福山市に直営店1店があるのみである。また、岡山県北部ではグループ企業である「お弁当のつるや」や農協系の「Aコープ」での取り扱いが中心である。

直営店のうち、本部工場店および関連企業である岡山シティホテルの付属店舗では、24時間営業が行われている。

また、岡山県立岡山操山中学校・高等学校など岡山県内の一部の学校園の食堂でのパン販売(主に昼食時)を受託している。

関連会社

  • 梶谷食品株式会社
  • 株式会社つるや(2020年4月に同社のグループ企業に)[3]
  • マスカットゴルフクラブ・マスカットホームランドーム(岡山木村屋直営)
  • 岡山シティホテル株式会社
  • OKF株式会社
  • キムラヤスポーツ株式会社[要出典]
  • アサヒブレッド株式会社(2021年に閉鎖登記済み)[4]
  • KIMURAYA BAKERY OF HAWAII, LTD. (アメリカ、解散登記済み)[5]

脚注

  1. ^ a b [お国トリビア]創業100年それぞれに「心のパン」毎日新聞』朝刊2023年5月14日ふるさと面(岡山県特集)2023年5月20日閲覧
  2. ^ 岡山のソウルフード「キムラヤのパン」人気ランキングTOP3を全部食べてみた!岡山県観光連盟(2023年5月20日閲覧)
  3. ^ 株式会社つるやの株式取得のお知らせ”. 岡山木村屋 (2020年5月21日). 2022年4月17日閲覧。
  4. ^ 国税庁法人番号公表サイト”. 2023年8月24日閲覧。
  5. ^ Hawaii Business Express”. BREG DCCA. 2023年8月24日閲覧。

外部リンク


岡山木村屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 09:55 UTC 版)

ウグイスパン」の記事における「岡山木村屋」の解説

1919年大正8年創業上述した木村屋総本店において修行した梶谷忠二が、帰郷して独立するにあたり木村屋総本店よりのれん分け店舗として岡山県にて創業した会社修行元と同様、酒種生地にうぐいすあん用いた製品だが、商品名は「グリンピースとなっている。

※この「岡山木村屋」の解説は、「ウグイスパン」の解説の一部です。
「岡山木村屋」を含む「ウグイスパン」の記事については、「ウグイスパン」の概要を参照ください。

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