山田みづえとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 山田みづえの意味・解説 

山田みづえ

山田みづえの俳句

ふたたび見ず柩の上の冬の蜂
廃校の母校の桜吹雪かな
悪女たらむ氷ことごとく割り歩む
柿食ふや不精たのしき女の日
苗代の一寸二寸人老いぬ
 

山田みづえ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 08:04 UTC 版)

山田 みづえ(やまだ みづえ、1926年7月12日 - 2013年5月18日)は、日本俳人

生涯

宮城県仙台市生まれ。国語学者山田孝雄の次女[1]。兄に山田忠雄山田英雄山田俊雄がいる。 宇治山田高等女学校(現・三重県立宇治山田高等学校)卒業。1957年石田波郷に師事する。俳誌『』を経て、1979年に『木語』を創刊、主宰する。同誌は2004年に終刊した。門下に石田郷子、本郷をさむなどがいる。1968年、「梶の花」50句で第14回角川俳句賞、1976年、句集『木語』にて第15回俳人協会賞受賞。他の句集に『忘』『木語』『手甲』『草譜』『昧爽』『中今』などがある。2013年5月18日、老衰のため死去した[2]。86歳没。

著書

  • 『忘 山田みづえ句集』竹頭社(鶴叢書) 1966年
  • 『木語 句集』牧羊社(精鋭句集シリーズ) 1975年
  • 『山田みづえ集』俳人協会(自註現代俳句シリーズ) 1978年
  • 『手甲』牧羊社(現代俳句選集) 1982年
  • 『忘・不忘』牧羊社(木語叢書) 1982年
  • 『山田みづえ集』牧羊社(自解100句選) 1986年
  • 『草譜 句集』角川書店(現代俳句叢書) 1988年
  • 『天音 鳥のうた 山田みづえ句集』ふらんす堂 1989年
  • 『花双六』本阿弥書店(木語叢書) 1990年
  • 『樹冠 山田みづえ句集』ふらんす堂文庫 1992年
  • 『定本忘』邑書林 1992年
  • 星野立子』牧羊社(鑑賞秀句100句選) 1992年
  • 『山田みづえ 自選三百句』春陽堂書店(俳句文庫) 1992年
  • 『煙霞抄 山田みづえ句集』ふらんす堂 1994年
  • 『榲桲 句集』牧羊社 1994年
  • 『まるめろ 句集』邑書林 1995年
  • 『木思石語 昭和編』邑書林(木語叢書) 1995年
  • 『定本木語』邑書林(木語叢書) 1996年
  • 『野山』飯塚書店(俳句創作百科) 1997年
  • 『山田みづえ』花神社(「木語」叢書) 1997年
  • 『手甲 山田みづえ句集』邑書林句集文庫 1998年
  • 『現代俳句鑑賞全集 第28巻 山田みづえ篇』東京四季出版 1999年
  • 『昧爽 句集』紅書房(木語叢書) 1999年
  • 『季語別山田みづえ句集』ふらんす堂 2001年
  • 『風のこゑ 次女ものがたり』邑書林 2005年
  • 『中今 句集』角川書店 2005年

編著

  • 『言はでもの事 相生垣瓜人文集』編 東京美術 1986年
  • 『石田波郷』編著 蝸牛社(蝸牛俳句文庫) 1994年

脚注

  1. ^ 阿部次郎記念館(仙台市青葉区)に、孝雄・みづえ親子の句碑がある(「山田孝雄・山田みづえ親子句碑」 阿部次郎記念館のご紹介、2008年11月18日)。
  2. ^ 俳人の山田みづえさん死去 産経新聞 - ウェイバックマシン(2013年5月28日アーカイブ分)

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山田みづえ」の関連用語

山田みづえのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山田みづえのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山田みづえ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS