山下洞人とは? わかりやすく解説

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やました‐どうじん【山下洞人】


山下洞人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:53 UTC 版)

山下洞人(やましたどうじん)は、1968年沖縄県那覇市山下町の山下町第一洞穴遺跡から発見された約3万2000年前の旧石器時代化石人骨[1][2]である。

発見されたのは、8歳程度の幼児(女子)のものとみられる大腿骨脛骨腓骨各1本で、放射性炭素年代測定では3万2000年前(較正年代では3万6000年前)のものとされた。これは、更新世(洪積世)後期に相当する[1]。日本国内最古の人骨とされるが、人骨から直接抽出されたタンパク質を調べたのではなく、人骨と一緒に出土した炭化物の年代を測定したもので、信憑性が劣る[3]

脚注

  1. ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ)
  2. ^ 新城俊昭『教養講座 琉球・沖縄史』編集工房東洋企画、p. 12
  3. ^ 新城俊昭『教養講座 琉球・沖縄史』編集工房東洋企画、p. 15

山下洞人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:27 UTC 版)

日本列島の旧石器時代」の記事における「山下洞人」の解説

詳細は「山下洞人」を参照 沖縄県那覇市山下町第一洞穴遺跡で、1968年昭和43年)に発見された。8歳程度女児とみられる大腿骨腓骨脛骨で、同じ層から出土した炭化物放射性炭素年代測定によると約32000年前とされる国内では最古級の人骨である。最近検討によると、初期現代新人特徴一致するという。

※この「山下洞人」の解説は、「日本列島の旧石器時代」の解説の一部です。
「山下洞人」を含む「日本列島の旧石器時代」の記事については、「日本列島の旧石器時代」の概要を参照ください。

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