尾灯兼用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:28 UTC 版)
古い時代の車両に多く見られるタイプで、運転室に「赤←→白」の切り替えスイッチが設置されている。尾灯として使用する時は、灯具の前に赤いガラス板(色フィルター)を挿入するものと、赤色ガラスは固定で、その前後に電球を1つずつ備え、通過標識灯では赤色ガラスより手前の電球を、尾灯では赤色ガラスより奥の電球を点灯させるものもある(京急・京成など)。引っ掛け式か埋込式か、また、窓下配置(上の京成3500形電車参照)か窓上配置か、など、灯具の形状や設置場所に関わらず、共に数多くの例が存在する。 また、宝塚ファミリーランド電車館(現・閉館)で保存展示していた阪急600形電車では、車体の外となる標識灯の横に赤と黄のレバーがあり、入館者が切り替えをできるようにしていた。 阪急2300系電車尾灯兼用灯具が窓上にある例(端の2つ)
※この「尾灯兼用形」の解説は、「通過標識灯」の解説の一部です。
「尾灯兼用形」を含む「通過標識灯」の記事については、「通過標識灯」の概要を参照ください。
- 尾灯兼用形のページへのリンク