少女巻及び玉鬘巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 07:14 UTC 版)
「東洋大学本源氏物語」の記事における「少女巻及び玉鬘巻」の解説
玉鬘の冒頭から3分の2と少女の末尾部分を1帖に合冊した写本であり、巻末には耕雲の署名と少女巻の巻名歌「いにしへの雲のかよひ路跡ふりぬきをとめのすかたいまはわすれよ」が記されている。本文系統は河内本の中でも耕雲本系統のものであり、耕雲本の祖本と考えられている曼殊院本の僚巻であると考えられている。『校異源氏物語』及び『源氏物語大成校異編』には不採用であるものの、河内本源氏物語校異集成に対校本文の一つとして写本記号「東」・「 東洋大学図書館蔵本 (少女・玉鬘)」としてその校異が収録されている。
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