小天体の衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 09:31 UTC 版)
「シャイラ (小惑星)」の記事における「小天体の衝突」の解説
2010年12月11日、カタリナ・スカイサーベイのスティーヴ・ラーソンにより、シャイラがアウトバーストを起こして彗星状になっているのが発見され、2011年2月ごろまで観測できた。その後、ハッブル宇宙望遠鏡とスウィフト宇宙望遠鏡の観測により、シャイラのダストからは彗星特有の成分(水酸基やシアンなど)は検出されなかった。画像の分析から、小天体が30度以下の非常に低い角度でシャイラに衝突し、クレーターを形成したと考えられている。その後、むりかぶし望遠鏡とすばる望遠鏡の観測により、2010年12月2日の21時から3日19時(日本時間)の間に20-50mの小天体がシャイラの後方(公転方向の反対側)から衝突し、その際に噴出した直径0.1-100μmの数10万トンものダスト噴出物により、3つの尾が形成されたことが判明した。この時に形成されたクレーターの規模は、500-800mと推定されている。
※この「小天体の衝突」の解説は、「シャイラ (小惑星)」の解説の一部です。
「小天体の衝突」を含む「シャイラ (小惑星)」の記事については、「シャイラ (小惑星)」の概要を参照ください。
- 小天体の衝突のページへのリンク