小プローブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 08:37 UTC 版)
「パイオニア・ヴィーナス計画」の記事における「小プローブ」の解説
3つの小プローブはどれも同じ形で、直径は0.8mであった。これらのプローブも防護殻に囲まれた球形の加圧容器から構成されていたが、大プローブと異なり、パラシュートはなく、防護殻はプローブから分離しなかった。 それぞれの小プローブは、大気中の放射エネルギーの源と滞留の分布をマッピングするための比濁計と温度、気圧、加速度のセンサー、流束放射計を備えていた。4つのプローブからの無線信号は、風、乱流、大気の伝搬を調べるのにも用いられた。 小プローブは、それぞれ金星の異なる地点を目標とし、それに応じた名前が付けられた。 北プローブは、昼の側の北緯60°の地点で大気圏に突入した。 夜プローブは、夜の側で大気圏に突入した。 昼プローブは、昼の側で大気圏に突入し、衝突後も1時間以上信号を送信した唯一のプローブとなった。
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