対面服薬治療法
【概要】 元々、不規則な服薬による多剤耐性結核の発生を避けるために考えられた。1990年までに急増したニューヨークの結核患者数が、その後激減したのも短期DOTを徹底したためである。抗結核薬も抗HIV薬も服用によって患者の自覚症状がめざましく改善するわけではない。また長期間にわたって有効な血中濃度を維持するためには、服薬が不規則になることは避けなければならない。患者によっては色々な理由で、服薬維持が困難な場合がある。このような場合に訓練を受けた担当者が、患者の住居を訪れて、あるいは患者がクリニックに来院して、直接対面して服薬を支援する方法が考えられた。この方法を普及するためには、1日1回療法であることと適切な人材育成が必要である。

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