対角化可能な行列の対数の計算法とは? わかりやすく解説

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対角化可能な行列の対数の計算法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 15:13 UTC 版)

行列の対数」の記事における「対角化可能な行列の対数の計算法」の解説

対角化可能行列 A に対すln A の求め方は以下のようにする。 行列 A の固有ベクトルからなる行列 V を求める(各列が A の固有ベクトル)。 V の逆行列 V−1 を求める。 このとき A ′ = V − 1 A V {\displaystyle A'=V^{-1}AV} と置けば A' は A の固有値対角成分並んだ対角行列となる。 ln(A') を得るためには、A' の対角成分それぞれの自然対数置き換えればよい。 これにより lnA = V ( ln ⁡ A ′ ) V − 1 {\displaystyle \ln A=V(\ln A')V^{-1}} を得る。 このような A の対数が(A が実行列場合でさえ)複素行列となりうることは、各成分が実かつ正の行列が(にも拘らず)負のあるいはさらに複素数固有値持ち得る(それは回転行列の例においても言えることである)という事実から従う。この種の行列の対数一意でないことは、複素数の対数一意でないことから生じてくる。

※この「対角化可能な行列の対数の計算法」の解説は、「行列の対数」の解説の一部です。
「対角化可能な行列の対数の計算法」を含む「行列の対数」の記事については、「行列の対数」の概要を参照ください。

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