対称性と平衡性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 03:27 UTC 版)
アッテネータにおいて「対称」(symmetry) という用語がしばしば使用されるが注意する必要がある。右図において左右の線対称性、すなわち入出力インピーダンスと平衡性が等しいことを指して「対称」といい、上下の線対称性、すなわち平衡型である場合は対称という用語ではなく「平衡」(balanced) という用語を用いる。 一般に、平衡型ネットワークでは Rs=Rt, Rs1=Rt1, Rs2=Rt2 である。また、線路インピーダンスが一定すなわち入力インピーダンス Z1 と出力インピーダンス Z2 が等しい場合には、回路も対称、すなわち Rs1=Rs2, Rt1=Rt2, Rp1=Rp2 である。これらの拘束条件を外すとアッテネータで減衰と平衡–不平衡あるいはインピーダンス変換を同時に行うことができる。
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